お知らせ・スタッフブログ
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今回は
平屋建て・建築面積約450㎡の木造倉庫を計画する中で、
無柱空間を実現できる「木造トラス工法」
柱を許容した「和小屋工法(柱建て)」
この2つを比較検討し、最終的に和小屋工法を採用しました。
本記事では、和小屋工法と木造トラスそれぞれのメリット・デメリットを整理し、
木造倉庫建築を検討されている方の参考になるよう解説します。
和小屋工法とは、日本の伝統的な木造建築工法で、
柱・梁・桁・小屋束・母屋などで屋根を支える構造です。
住宅だけでなく、倉庫や工場などの大空間建築にも応用されており、
今回の計画では「柱があっても利用上問題ない」という条件から採用しました。
① コストを抑えやすい
トラス材や金物が少なく、構造が比較的シンプル
加工費・材料費ともに抑えやすい
② 地元材・一般流通材が使いやすい
特注材が少なく、安定した調達が可能
木材価格変動の影響を受けにくい
③ 設計・施工の自由度が高い
柱位置を調整しながら、用途に合わせた計画が可能
設備・間仕切りとの取り合いがしやすい
④ メンテナンス・将来改修に対応しやすい
部材構成が分かりやすく、補修や増改築に向いている
① 柱が室内に立つ
完全な無柱空間はつくれない
フォークリフト動線や保管計画に配慮が必要
② 大スパンには限界がある
柱スパンには構造的な制約がある
用途によってはトラスの方が適するケースも
木造トラス工法は、三角形の構造体を組み合わせ、
柱のない大空間を実現できる工法です。
体育館・工場・大型倉庫などで多く採用されています。
① 無柱空間を実現できる
室内に柱がなく、使い勝手が非常に良い
レイアウト変更にも柔軟
② 大スパンに対応可能
20m以上のスパンも可能
大型機械・車両の出入りが多い用途に向いている
③ 見せる構造としてのデザイン性
トラスを現しにすることで、木造らしい迫力ある空間演出が可能
① コストが高くなりやすい
部材点数が多く、加工・金物費が増加
クレーン作業など施工コストも上昇
② 設計・施工の専門性が高い
構造計算が複雑
経験のある設計・施工会社が必要
③ 改修・変更がしにくい
後からの設備追加や構造変更に制約が出やすい
今回の倉庫建築では、
倉庫利用上、ある程度の柱があっても支障がない
建築コストを抑えたい
将来的な用途変更・メンテナンス性を重視したい
これらの条件を踏まえ、
和小屋工法(柱建て)による木造倉庫建築が最適と判断しました。
柱スパンを整理し、動線計画を工夫することで、
実用性とコストのバランスが取れた倉庫を実現しています。

木造倉庫建築において重要なのは、
完全な無柱空間が必要か
柱があっても問題ないか
初期コストか、将来の柔軟性か
この**「使い方の整理」**です。
和小屋工法・木造トラス、どちらが正解ということはなく、
用途・規模・予算・将来計画に応じた選択が重要になります。
無柱空間・大スパン重視 → 木造トラス
コスト・柔軟性・将来性重視 → 和小屋工法
木造ならではの魅力を活かしながら、
「ちょうど良い構造」を選ぶことが、満足度の高い倉庫建築につながります。
木造倉庫建築をご検討の際は、
ぜひ構造計画の段階からご相談ください。
アイギハウジングは、岐阜県中津川市・恵那市を中心に
五感で感じる木の家づくりを行っている工務店です。
気になる点などございましたら、お気軽にお問合せください。
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