地鎮祭は具体的に何をするのか、何のために行うのかよく知らない方も多いのではないでしょうか。
地鎮祭とは「とこしずめのまつり」と訓読みしますが、
普通は「じちんさい」と音読みしています。
新築あるいは土木事業の起工に際して、
その敷地の守護神をお祀りし、
土地の清浄強固と建築物の安全を祈願し、
暴風雨、地震など色々の天災からお守り下さるようにと広く自然の神々にお祈りすることを言い、
同時に工事の関係者の安全祈願をします。

地鎮祭の日時、費用、準備・当日の流れについては、
いらししている建築業者さんや祭事を行われる神主さんによって異なりますので、
業者さんや神主さんにお尋ね頂くのがいいと思いますが、
今回は地鎮祭についてよく聞かれる「地鎮祭での服装」についてお話しします。
規模であるとか、その地鎮祭が個人的なものなのか、公的なものであるかにより服装は自ずと変わってくるため、一概には云えませんが、地鎮祭の服装で、まず個人的なケースでの、
施主、家族の服装をご説明します。
昔から地鎮祭の服装は「平服」「正装」と言われます。
服装 個人的な場合・・・
施主なんだから「スーツじゃないといけないんじゃない」と思いがちですがそんなことはありません。
地鎮祭では個人住宅の場合、施主は服装をそれほど気にすることはないのです。
常識的な範囲で、派手な服装や乱れた服装で地鎮祭を行うのは考えものですが、
小ざっぱりとした普段着のような服装で宜しいのです。
わざわざ地鎮祭の服装のために費用をかけ準備する必要性はありません。
男性の服装
チノパンや、ジーパンなどで、白であるとかのシャツに運動靴などで十分です。
女性の服装
普段着で大丈夫です。スカートでも、ワンピースなどで構いません。
但し、原色の赤・黄色などのズボンやシャツで、草履・サンダル履きなどは出来れば避けて頂けるとよいでしょう。
子供の服装
子供の服装も同じ考え方ですが、子供の服に落ち着いたものがなくても、お子さんの場合は多少派手目であっても構いません。

地鎮祭の服装はスーツであっても構いませんが、普段着のような服装でも大丈夫ですと云うことです。
現に施工者さん方も、個人住宅の地鎮祭は作業着であることも少なくありません。
地鎮祭は建設に関わる方との顔合わせの場になったり、近隣の方への挨拶回りのきっかけになったりする貴重な機会です。当日の流れや事前に準備することをしっかり把握して、新築工事の安全を祈願して下さい。