雨漏り、寒さ、地震への不安などから以前より計画中だったリフォーム。
退職後の楽しみとされていたのだが、住宅エコポイント制度、金利の安さ、何より家族と快適に暮らしたいという想いから予定より早く実行されることとなった。
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| 旧台所、居間 | 旧居間、台所 | 旧南の間 | ||
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| 旧中の間 | 旧北の間 | 旧北面 | ||
カタログや資料はもちろん、いくつもの見学会、現場を回りご自分の目で確かめ吟味された末、天然素材、無垢材の素材の良さと価格、技術から施工は弊社で承ることとなった。
古い家はまず、基礎がダメになっていることが多い。
こればかりは開けてみないとわからないのだが、基礎工事は今しかできない工事。しかも、150年前の当時に耐震基準なるものは存在しない。ただのお化粧直しで済まさないのがアイギ流。現代の基準に合わせるため徹底的に補強することになる。
間取りは大きく変えず以前のまま。風水も参考にした施主様だが、すでに理にかなった間取りになっていたので変える必要がなかったとのこと。
規格があいまいなのも古い家。全体を採寸し直し図面化した。施主様自ら電気図面も引き弊社でCAD化した。
断熱は天井、壁、床の全面断熱。冬の寒さを遮るだけでなく夏の冷房効果も高いため、省エネ効果も期待できる。特にこの地方は真冬、氷点下10度程にもなるため、断熱は必須である。
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杉を使った床は、肌触りがよく断熱性に優れている。 |
薪ストーブの遠赤蓄熱効果は相当なもので、これひとつで家中の暖房は十分とのこと。エアコンやファンヒーターとは違い、優しい丸い暖かさ。
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床材には堅く、衝撃に強いメイプルを使用。 |
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昔はどの家も屋根裏で蚕を飼っていた。 |
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床の色でかなり迷われたと施主様。 |
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清潔感のあるキッチン。 |
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こだわりの勝手口。田舎は玄関より勝手口の利用頻度が高い。玄関から来るのはセールスばかりとのこと。 |
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白と黒の世界が完成した。
昔の家は小さな部屋がいくつもあり小さな区だったが、現在は間仕切りが少なく、大きな区で使う。そのスタイルと嗜好の違いもありリフォームに反対だったご両親。当初は離れで暮らすと言ってみえたが、奥様の「生きてきた時代が違うから住まいに対する考え方もそれぞれ」という言葉で、家族みんなで話し合いが行われ、今は快適に暮らせる母屋に大満足とのこと。
またひとつ思い出ができた。
150年の間、家族を見守り続けた家である。ただ古いものを保存するのではなく、今のライフスタイルや快適性、安全性に進化させ住みたい家になるすることこそ「受け継ぐ」ということではないだろうか。
夢が叶うことや何かに成功することは人生の中では点でしかない。しかし、毎日誰にでもあるこの日常こそ人生であり、大切にしなければいけないものだとこのリフォームは教えてくれた。